「電源タップてどれが良いの?」
「安全性で選ぶとしたら?」
「業界で有名なのが知りたい」
キーワードは"半田レス"!
実は商品情報にまず出てこない「ハンダを使っていないか」が重要なカギ!
雷対策は別で専用のサージをつけるかコンセント引っこ抜こう。
6個口とかのタコ足タップはホコリや劣化対策の方が大事。
"しうかつ"です。
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目次
電源タップ買い替えタイミング問題
生活必需品のわりに性能差がいまいち分からないのが電源タップの世界。
なんか似たりよったりだしデザインで選んで良い?
ちょっと待って!
今お部屋にある電源タップ「5年そのままだった」とかじゃない?
それなら今回は安全性で選ぼう!
前回買い替えた理由を思い出してみて。テレビや冷蔵庫の裏にずっとあるタップ。いつ・どうして買ったか覚えてる?
模様替えで家具を動かしたら、長さが足りなかったり長すぎたから
引っ越したら家電の配置が変わって届かなくなったから
こんな感じだと思う。「壊れたから」とか「断線したから」とかではない。
電源タップは買い替え理由がすこぶる特殊で後回しになる不思議な家電。
なぜなら、普通は「壊れた」か「使わなくなった」から仕方がなく買い替えするけど、電源タップは全然壊れないし使い続けるから。
壊れてなくても定期的に買い換える物はスマホやゲーム機。あとオシャレ関係。毎年性能が更新されていく物。
でも電源タップは壊れないし性能で革命は起きない。「流行の電源タップ」とかない。ずっと使えてしまう。
つまり積極的に買い替える理由がない。だからよほどの事がない限りそのまま。
模様替えとか引っ越しレベルで初めて買い替えを考えてもらえる。
全然買い換える理由がなくて、5年10年とホコリがかぶっていくのが危険なところ
今どき電気が通らなくなるなんてありえないし、多少足が引っ掛かっても断線しない。
そう、電源タップってね
不便になるか燃えるまでは換えないの。
一瞬思い出してみて。テレビやベッドにある電源タップが何年モノか。
ホコリかぶってたりシャッターがついてないタイプなら、いっそ全部買い替えて次の取り替えタイミングを揃えちゃうのも手。
電源タップの選び方
大きな違いといえば
・雷ガード←付いてなくていい
・ほこりシャッター←必須
雷ガードはコンセントに付けよう
「雷ガード」は、複数口ついてるような普通のタコ足電源タップには無くていい。もちろん付いてるに越したことはないけれど、数値書いてある?
「○万ボルトまで耐えます」って。
多分書いてないと思うし、1万ボルトくらいが精一杯。調べるのすごく時間かかるよ。たいてい仕様書とかまで行かないと分からなかったり、メーカーに直接聞くことになる。
つまり企業がアピールするほどの性能なんて付いてないの。オマケ。検索に引っかかるよう最低限つけてるだけ。
それなら壁のコンセントに市販で最強級のサージ付けて任せちゃった方が早い。6万ボルト耐える。最強の雷ガードが耐えられなかったなら運が悪かった。
ちょっと思ったかもしれないけど、ピカチ○ウの10万ボルトに耐えられる一般家庭はない。お手軽に出してるけど、ふと冷静に考えたらトンでもない。
いつか書こうと思ってるので、雷ガードの商品についてはまた今度。
究極の雷対策はコンセント引き抜き
そもそも雷が避雷針むなしく近所にブチ当たったら、電線に飛び込んでくる電流なんて小手先の機器でどうにかなるレベルじゃない。
電柱や部屋までの電線に付いている大型の防災設備が引き受けるレベル。
それでも雷ガードを付けるのは、パソコンとかの繊細な機器がちょっとの影響にも耐えられないから。
家電を全部吹っ飛ぶような電流を設備が防いでくれても、さすがにちょっと不安定になる。増えたり減ったり。
でも微弱な電流を繊細にやり取りしている情報機器は耐えられない。雷レベルの「ちょっと」を想定して作ってない。
本気で対策するなら、雨が降ってきたら急いでスマホから充電ケーブル引っこ抜いて。パソコンとかテレビも電源ケーブルは全部。
物理的に外しちゃえば大丈夫。
ほこりシャッターが電源タップに必須な理由
ほこりが火種だから。
電源タップで怖いのは火災。
いつ来るか分からない雷ではなく、毎日100%積み上がるホコリの方がヤバい。
ヤバいのに電源タップは掃除しない場所が定位置だから気付いた時にはコゲ臭くなってる。変なニオイがして初めて異常に気づく。
雷ならまだ自然災害と諦めもつくけれど、出火原因が電源タップの掃除し忘れじゃ泣くに泣けない。雷と違って気が付きにくいし。
買い換えるのはホコリがたまるから。ホコリごと捨てちゃおう、という大掃除の発想。
できれば「防水」をうたっている商品にしよう。ホコリも防げるようになってるから。
もちろん毎回ダストカバー・コンセントキャップを使うのもありなんだけど、面倒臭さは全てに勝るからやらなくなるのがオチ。オススメはしない。
"半田レス"かもチェック
さて本題。
学校の授業で、なんか針金をペンで溶かして基板に付けたの覚えてない?アレ。
ハンダごての授業。金属の接着剤。
その半田に含まれる鉛が熱に弱い。なのでハンダは180℃が融点。鉛が入っていなくても220℃が限界。
熱に弱い金属だから子供でもお手軽に加工して使える便利なアイテムなんだけど、過酷な現代にはマズい。
・100Vの電流
・ホコリでショート、アツアツ
・真夏は高温→エアコン急速冷却
・真冬は低音→暖房で急速に高温
目に見えないほどの小さな動きでも、365日接着剤が膨らんだり縮んだりを続けたら異常が出る。
ほんの少しの膨張と収縮が接合には致命傷。
ある日パキッと割れたり亀裂が入って外れたりする。するとパリパリと電気がショートし、ホコリがよく燃える。
直接電気に当たらなくても、高温の電源タップと低温でも燃えだすホコリは相性が悪すぎる。なのにいつも一緒にいる。
半田レスかどうかはマニアの分解ブログで確認
半田レスはパッとしないせいか、アピールしているのはオーム電機くらい。
雷サージの数値と同じ。まず出てこない。
本格的に知りたい場合は企業に直接聞くしかない。
じゃあどこで分かるかというと、マニアのブログ。世の中には必ずあらゆる分野でマニアが居て発信してくれている。
分解調査なんて朝飯前のオタクたち。
特殊なネジを使ってるから簡単には開けられないはずなんだけど、用意してしまう。
先人たちの調査の結果、3社が有力な企業となっている。
1.パナソニック(ザ・タップ)
2.オーム電機
3.愛三電機(オリジナル商品)
番外:たまにニトリなどOEM商品
パナソニックの「ザ・タップX」には、ホコリどころか水を防ぐシャッターが付いている。カラーバリエーションも豊か。マグネットは無いのでそこだけ注意。
愛三電機はプロ向け。分かってる人たち向けなのでほこりシャッターは付いていないし、一般家庭では使わない3ピン仕様。最近ブラックが発売したけど基本は白一色。
代わりに性能はピカイチ。
オームはパナと愛三を足して2で割った感じ。カラバリは無いけれどシャッター付き半田レス。
オームの本業は雷サージ。最強の雷ガードはオームが作っていて、タップ自体にも6万ボルトのサージを組み込んだりしている。ここの雷ガードはオマケじゃなくガチ別格。
まとめ:大事なのはホコリシャッターと半田レス
・雷サージは専用の機器に任せる
・ホコリが大敵。シャッター必須
・半田も避けよう
とりあえず
通販→パナソニック、オーム電機
関東→秋葉原の愛三電機
送料を気にしないなら愛三電機も通販やってるから見てみて。
安心を買おう。
とりあえず今ある何年モノか分からないタップは全部捨てて。実家も。
帰省したら松下電器のウン十年選手が出てきた しうかつ でした。