遺言書、書いておこうかな
…どうすれば良いんだ?
財産とか無いけど
実際にやってみた!教えるね!
書いている人
- 国の指定難病で余命宣告済み
- 遺書、ググっても一般向け情報なし
- 頑張って調べて実際にやってみた
目次
結論:遺言書はお手紙だった
財産がどうとか難しいんじゃないの?
全然。内容はSNSレベル。
文量つぶやき2回分?もちろんメッチャ書いてもいい。
自由。
イメージは
・自動つぶやきサービス
・メールの予約投稿
・極論「家族、友よ、幸せだった」で終了
偶然にも遺書を簡単にする法改正。
施行2020年、ドンピシャ。
法務省のホームページはこちら。
ファンシーで草。
メッチャ分かりやすい。
試しに作ってみたら半日で終わった。
(保管は予約がつまってて3日)
アパート・マンション持ってるお金持ちは知らぬが
遺言書は一般人の場合家族や友人への単なるお手紙なので、
変に身構えたり意気込んで作る必要はない。
いざという時の心残りを無くしてメンタル向上に使う人も結構いる。
保険証とか免許証裏のドナーカードと同じイメージ。
遺書は3ステップ完了
- 遺言書を作る
- 法務局に予約とって保管してもらう
- 保管証を1枚くれるので取っておく、完!
保管証は最悪どっか行っても大丈夫。
本体はもう国が保管している。
書類の中に連絡先の記入欄があるので、仮に何かあっても通知が行く。
つまり保管した時点で全自動。
遺言の保管に必要な物
- 遺言書本体(財産がある人は目録と合わせて数枚)
- 保管してもらうための申請書5枚(といっても住所で1枚とか書く事は少ない)
- 住民票(本籍ありで発行)
- 3,900円
- 写真付きの身分証
- 印鑑とボールペン(当日不備があったら訂正するため)
遺書 テンプレ
「一般人の遺書はお手紙」の理由はこれ。
普通の人は土地やらマンションを持っていたりしないので書くのはこんだけ。
上は一例で横書きにしたが縦書きでもOK。
用紙は法務省にあるのでダウンロードすれば確実だけど
無ければA4のコピー用紙にしたためて良い。
ルールは余白だけ
・左20ミリメートル以上
・上と右は5ミリメートル以上
・下は10ミリメートル以上
遺言書の保管申請書
なんとPC入力に対応している。
もちろんプリントして手書き入力でも大丈夫。
基本的に法務省のお手本通り。
実際に提出しに行ったらちょっとだけ手直しがあった。
訂正が入った部分だけ書いておく。
- ※「筆頭者」は大抵が両親
- 世帯主とは違う
- ※「遺言執行者」は空欄でいい
しうママにチェックしそうなんだけど不要
(弁護士とか他人がやる時だけ使う、特殊なので詳細はスルー)
遺言書保管当日の流れ
お疲れ!もう終わったようなもの!
なんとなんとオンライン予約に対応している。
電話しなくていいのは嬉しいポイント。
- 予約時間前に収入印紙コーナーがあるので買って貼る。郵便局みたいな台があるので切手と同じようにペタペタ
- 提出コーナーで渡す。職員さんの添削終了まで待つ
- 問題がなければ住民票みたいな感じの遺言書保管証明書が渡される
本文はここまで
以下蛇足
恥じ無き終活
そもそも財産もないのに遺言書を書こうとした理由は恥を残したくない一心だったから。
息を引き取った後どうなるか想像してみて欲しい。
自分のあんな有料コンテンツやこんな黒歴史を全開放する事になるのだ。
PCやスマホは恥の塊。爆弾と化す。
PCはパスワードがかかっていてもHDDを取り出せば他のPCで見られちゃう。
スマホも業者に頼めば開けてくれるし、そういう高額闇商売があったりする。
ならばクラウドに!
じきに使えなくなる。
今までAppleなどは特別な手続きを踏まない限り両親であっても個人情報は守ってきた。
しかし先日事件が起こる。
情報先進国のイタリアでは息子のiCloud開示請求をのんだ判例が出てしまったのである。
(ソース:イタリアのニュース記事 )
日本はデジタル系が遅れていて見習う側の国。
当然真似すると考えられるのだ。
なので私が実際に書いた遺言書は更にひと手間加えてある。
なんなら追加の法的な保険をかけていて、
従わずに遺言を無視すると親でもただじゃ済まない。
黒歴史抹消計画は高額…と思われていた
いわゆる「オタクの終活」「黒歴史抹消計画」である。
弁護士などに毎年料金を払って、家族が我が部屋へ突入する前に
見られたくない物は処分してもらおうというサービス。
実は遺言書には法的能力はあるけど強制力が弱い。
「できたらお願いね」程度なのだ。
やろうと思えば無視できるのが恐ろしい所。
これまで数万円+定額有料サービスしかなかったがある方法を思いついてしまった。
しかも数千円。
後日記事にしようと思う。
↓書いた